ニセ探偵団
------次の日


「おーい!起きろ。」
「ん・・~。」
「ご飯できてっぞ。」

玲奈は布団から出て、着替え、居間に
むかった。

「おはよう、師匠。」
「はよ~、早く食べて学校行けよ。」
「うん、いただきます。」




-----15分後

「いってきまーす。」
「おー、いってらしゃい。」

学校に向かう。

「あら、おはよう玲奈ちゃん。」
「おはようがざいます、先生。」
「・・・。」
少し沈黙ができる・・。
「あっ、そうだ!」
先生が思い出したように
「この前の野菜おいしかった?」
「はい、とっても。」

玲奈は自分なりに笑ってみせた。

先生が戸惑っていることに気付いたから。

『きっと、私が無表情だからだ・・。』

でもガラスごしに映った笑顔は、
引きつっていた。

「さぁ、チャイムが鳴るわ、教室に行ってね。」

「はい。」


『どうして私はこんなに人づきあいが下手な
んだろ・・。』

自分が嫌になる。



ガラガラ
教室に入る。

「おはよー玲奈ちゃん。」
「おはよう、満実ちゃん。」

席に着くと私は拾ったCD出した。

『先生なら知ってるかな?』







< 11 / 57 >

この作品をシェア

pagetop