とある男子校のバカ過ぎる日常

けど、父さんのこの一文に…救われた。

何度も何度も謝る自分に、謝る必要ねぇよって…言えたんだ。

「ひっでぇ面、少しはマシになったな」

ふっと笑う学に、

「俺は、もとがいいんだよ」

全然笑えてなさそうだけど、余裕、と言いたげに笑ってみせた。

「ふっ…それ、冗談だろ、ドアホ」

学は寄り掛かっていたフェンスから離れ、屋上から出て行った。

ったく…学って、何してもかっこよく見えるんだけど。

つーか…

「ぅあああぁあああっん!!」

…大概うるせぇな。

俺は息を思い切り吸い、

「芽衣!!黙れアホ!!」

怒鳴った。

ピクッと震えた芽衣は、俺の顔を真っ直ぐ見て、それからまた顔を歪め…






…突進してきた。

「ごふぅっ!!」

ちょうど鳩尾付近に頭が当たり、危うくノックアウトするとこだった。



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