豹変彼氏

「へへっ!バーカ。お返しだよ~だ」
悪餓鬼のように笑う麗奈斗君
なんか麗奈斗君ってどういう性格なのか
よく分からないなー・・・。
顔は大人っぽいのに性格は子供みたいだな
「あれ、なんか怒ってる?」
色々考え事をしていた私の顔は怖かったのか
麗奈斗君が聞いてきた
「怒ってないよ?」
「そっかぁ」
「うん」
「帰ろっか」
「そうだね」
なんか帰るまでかなり時間かかったな
まぁ、楽しいからいいけど!

それから麗奈斗君とは色々な話をした。

盛り上がってきたところで私は家に着いた
「ここ?」
「そうだよ」
「そっか、じゃあまた明日ね!」
「ばいばい」

麗奈斗君はまたあの笑顔をして歩いていった

私も家に入ろうとしたとき
後ろの方で麗奈斗君が叫んできた
「ねえー!」
よくこんなところで大声出せるなぁ・・・
と思いながら私は答えた
「なにー?」
「明日の朝さー!」
「うんー?」
「明日の朝も一緒に行かないかー?」
え、明日の朝も・・・?
別に嫌ではなかった
というか、むしろ嬉しかった
麗奈斗君意外とはまだ話せてないし・・・。
「うん、いいよー!」
「よかったーそれじゃねー!」
「ばいばーい!」
ふぅ・・・。
大声で会話したからなんか疲れたな

でも何か楽しかったな
麗奈斗君いい人っぽいし!
明日も頑張ろ!

そう思いながら私は家に入った
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