空と海が交わるとき
無意識に、俺はそう叫んでいた。
瞬間、俺は我に帰る。
…今、俺…
「やっと言ったな、湊。」
「司…?」目の前の司はヤレヤレというような表情を向けた。
「お前、我慢し過ぎなんだよ。つうか、頼らなさすぎ。俺を誰だと思ってんだよ?
やっと湊の本音聞けて…安心した。」
あ…
忘れたと、切り捨てられたと思ったのに…
俺は…
「お前が今好きなのは莉子だろ?ならその気持ち、大事にしろよ。」
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