空と海が交わるとき
「よぅ、湊。」
墓地の側にある丘
そこの柵にもたれてた俺に、ゆっくり近づく人物。
「…計。」
計はニッと笑って、一定の距離を置いて柵にもたれた。
計は俺達の二個上なのにかかわらず、その若さで大臣に登りつめた秀才
そして、小さい頃から一緒に遊んで居た俺達の兄貴的な存在
だから、二人の時はタメ口で話している
「さっきちゃんと国王様達に言いたい事は言えたか?」
「別にねぇよ。餓鬼じゃあるまいし…。」