君の笑顔をもう一度


 ある日の放課後。


 委員会が終わり教室に戻ろうと、
 ゆっくり廊下を歩いていると教室に
 櫂がいるのが見えた。

「あっ、か・・・・・・い」
 櫂に声を掛けようとしたけど、
 誰かと話してるみたい。

 誰・・・・・?

 櫂の隣に目をやる。

 私はそこにいる人物に目を疑った。


「亜理紗ちゃん・・・・?」


 二人で何か話してるみたい。
 ゆっくりと櫂の顔を見る。


 最近の櫂を見てると分かるんだ、
 きっと櫂は亜里沙ちゃんが好きなんだ。


 あ・・・櫂は何かを決意したように真剣
 な顔をしている。

 きっと櫂、亜理紗ちゃんに告白しようとし
 てるんだ。 
 
 悔しいな今の櫂の笑顔は今までで一番か
 っこいいや。

 そして櫂をそんな顔にさせてるのも亜理紗
 ちゃんなんだもんね。


 頑張れ櫂。
 私には応援することしかできない
 けど櫂ならきっと頑張れる。


 
 「亜理紗好きだ」

 櫂の突然の告白にびっくりしたのか、
 亜理紗ちゃんは一瞬固まった。

 でもすぐに優しい顔をして笑った。
 

 「私も・・・・」

 私には辛いけど・・・・・。
 良かったじゃん櫂。


 自分で幸せ掴めたじゃん。
 
 
 
 
 
 




 








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