君の笑顔をもう一度


 「凛~!!」

 私は彼に抱きついた。

 「わぁ・・・っちょ未琴」

 びっくりする凛。

 それに回りのみんなもいっきに静まり返る。

 でも私はそれを無視して話を続けた。


 「凛、大きくなったね。それにかっこよく
  なった」

 すると凛は少し小声で私に声おかけた。

 
 「未琴もかわいくなったな。・・・・なん
  て言うとでも思ったか?」

 ―‐ニヤッ

 意地悪・・・・。

 すると誰かに肩を叩かれた。


 「ん?」

 叩かれたほうを見る。

 「あ、亜理紗ちゃん?」

 「二人って知り合いなの?それとも恋人?」


 ん?

 あっ言ってなかったっけ。

 「凛とあたしは兄妹だよ?」

 そういうと・・・・・


 「「ええぇぇぇ~!!!」」

 なぜかクラス中から悲鳴が上がった。

 え、何?

 そんな驚くこと!?


 「いいな~こんなかっこいい人がお兄ち
  ゃんなんて」

 「でも、言われてみれば似てるかも・・・・」

 「この二人仲良いね」


 といろいろな声があがった。



 とにかく久しぶりに会えた♪

 だ―い好きな凛だもん。

 凛とは手紙のやり取りしてたんだけどそー
 言えばここに来るって書いてあったっけ?

 っていうか・・・・あたしが勝手に書い
 てただけか・・・・。
< 59 / 202 >

この作品をシェア

pagetop