Angel☆Test
「お前、相当鈴木に振られて、センター模試ヤバくて、病んでるな…。
―――大丈夫か?熱、無いか?」

そう言って、真仁の手が私の額に触れる。

軽く、私の身体が反応した。

「うーん、わかんねーな…。」

今度は、真仁の額が私の額にー?!!!

「熱無いってばっ!!」

ぐいっと、真仁の顔を押しのけてしまった。

「いってぇー!」

「あっ、ごめん…悪気は無いんだよ?」

一瞬だけ、真仁を…、意識しちゃった…。

「全く…。」

ちょっと、真仁は機嫌が悪くなってしまった。

だいたい、こんな行動とるからチャラ男って呼ばれるんでしょって言いたかったけど、これ以上傷つけるとまずいので、言うのはやめた。
< 60 / 108 >

この作品をシェア

pagetop