鉄の救世主(くろがねのメシア)
「あれえ?」
その子供は、思わず声を上げた。
突き抜けるほどに晴れ渡った、真っ青な空。
その青空に浮かぶ赤い風船が映える。
だが、その風船の向こう側…高い高い上空に何かが光るのを、子供は見たのだ。
「ママ~、あれ~」
「ん?なぁに?」
このくらいの年頃の子供は好奇心旺盛で、何にでも興味を持つ。
そんな子供の疑問に、一つ一つ面倒がらずに答えてやる母親は立派だといえた。
子供の指差した先…上空に、手をかざしながら目を細める。
その子供は、思わず声を上げた。
突き抜けるほどに晴れ渡った、真っ青な空。
その青空に浮かぶ赤い風船が映える。
だが、その風船の向こう側…高い高い上空に何かが光るのを、子供は見たのだ。
「ママ~、あれ~」
「ん?なぁに?」
このくらいの年頃の子供は好奇心旺盛で、何にでも興味を持つ。
そんな子供の疑問に、一つ一つ面倒がらずに答えてやる母親は立派だといえた。
子供の指差した先…上空に、手をかざしながら目を細める。