鉄の救世主(くろがねのメシア)
「第三波、空自と海自の連携によって迎撃成功、地上への被害ゼロです!」
通信を報告する豊田。
避難所にいた被災者達が、歓喜にワッと声を上げる。
「そうか…っ」
普段表情を表に出さない小川も、この時ばかりは安堵の溜息をつく。
そんな中。
「!」
麗華の迷彩服のポケットの中で電子音が鳴った。
携帯電話。
休憩中だった事もあって、先程まで私物の携帯で家族にメールで連絡を入れていたのだ。
彼女は返信されてきた母親からのメールに目を通す。
『こちらは無事避難所に到着しました。心配要りません。麗華はどうですか?危険な任務に当たっているのでしょうか?とても心配です』
…戦術自衛隊にも家族がいる。
彼女達もまた守るべき者、守りたい人がいるのだ。
『妈妈(お母さん)、私は大丈夫』
麗華は中国語を交えたメールを返信する。
『早く任務を済ませて、笑顔で戻ってきます。安心して待っていてください』
通信を報告する豊田。
避難所にいた被災者達が、歓喜にワッと声を上げる。
「そうか…っ」
普段表情を表に出さない小川も、この時ばかりは安堵の溜息をつく。
そんな中。
「!」
麗華の迷彩服のポケットの中で電子音が鳴った。
携帯電話。
休憩中だった事もあって、先程まで私物の携帯で家族にメールで連絡を入れていたのだ。
彼女は返信されてきた母親からのメールに目を通す。
『こちらは無事避難所に到着しました。心配要りません。麗華はどうですか?危険な任務に当たっているのでしょうか?とても心配です』
…戦術自衛隊にも家族がいる。
彼女達もまた守るべき者、守りたい人がいるのだ。
『妈妈(お母さん)、私は大丈夫』
麗華は中国語を交えたメールを返信する。
『早く任務を済ませて、笑顔で戻ってきます。安心して待っていてください』