鉄の救世主(くろがねのメシア)
その避難所でもまた、豊田と麗華が走っていた。

避難所にいる被災者はこの場で待機。

隕石の軌道を確認しながら避難するかどうかを判断する。

…彼女達とて、小川と思いは同じだった。

どうしてこんなに苦しめるの?

もう十分に涙は流したじゃない!

(それでも尚、涙が足りないと言うのなら…これ以上は私達が泣かせはしない!)

被災地に来て、最初はうろたえるだけだった二人の若き女性隊員達。

彼女達にも、戦術自衛隊としての不屈の魂が備わり始めていた。

果敢、精強、精鋭、鉄の救世主。

この国と未来、そして使命。

『守りたい人達の為に』

誰に言われずとも、二人は行動を起こしていた。

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