男装美少女
「あっ、あの!何が食べたいですか?晴さ…晴君。」




晴さんと言いそうになってしまったではないか!



ちゅ。



小さなリップ音が響いた。




あたしと晴君の距離は0




「晴さんって言いかけたから、お仕置きしてあげただけだけど、なにか?」





何かってひどい。乙女のファーストキスを。




真っ赤になっていたらしく。





「もしかして、ファーストキス?俺が相手でよかったね。」



なっ、なにがいいんだよぉ。




ファーストキスは、あたしのことを好きで、あたしも相手の人のことがすきな場合にのみ発令されるんだよ。





会計を済ませると、




「重いだろ。持ってやるよ。」



急に優しい、晴さんにびっくりしていると、勝手に持ってくれた。




「あ、ありがとう。」



「お礼はこれでいいよ。」


ちゅ。  



またキスしてくる晴君。
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