男装美少女
どうやら、晴は極度の寒がりで今日は少し肌寒い一日だったためリビングにストーブがないのが嫌らしく、ストーブのあるあたしの部屋で寝るらしい。



うんうん。



はぁっ!



「なんで、同じ部屋で寝なきゃなんないのぉ」




「待て。お前、俺様と同じ部屋なんだから喜べよ」



俺様発言っ!



最初の待ては、あたしの愛猫みーに言った言葉らしい



あたしは、みーのことを、みーちゃんと呼んでいる。




って説明してる場合じゃなぁい。




あたしは、我慢ならず暴れだしたが4分で止められてしまった。




しょうがないんだ、あたしは小柄の上に体力もないから。



男の力にかなうわけがないんだ。


「静かにしててよねっ。ちょっかい出さないでねっ。」



あたしは晴に、最新の注意事項を伝えた。



晴は、納得したのか首を縦にコクンッと素直に頷いた。



「じゃあ最後に、」



チュッ。



「おやすみ。」



オモイッキリキスシテンジャン。




もう驚くほどの事じゃなく感じる。



嫌じゃなかった。



よけようと思えばよけれたのに、よけようともしないこの体。




どうしよう。


病院に行かなきゃ。


重い病気かもしれない。
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