ラストイニング〜重ねるイニングの行く先〜
奈月は、杉山を力強く押して、バランスを失った杉山は後ろ向きに倒れた。

「危ないなぁ〜、そんなに怒るなよ…。わかったよ、行きますよ…痛てて…。」。

杉山はお尻を摩りながら病室を出て行った。


やがて…。


奈月の目が、窓の下に、駐輪場へ歩いて行く杉山をとらえた。
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