ラストイニング〜重ねるイニングの行く先〜
相変わらず、お尻を摩っている杉山を見て、奈月は、

「ばか、ホントに大袈裟なんだから…。ありがとう。」。

と、微笑んだ。


「清水ぅ、保瀬の球、受けてやってくれ。」。

数日後、投球練習中に杉山は清水に声をかけた。

「どうした、すぎ?痛むのか?」。
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