ラストイニング〜重ねるイニングの行く先〜
「人殺しか…。充…、まだ引きずっているんだね。」

奈月も視線を天井に…いや、二人ともさらに遠くを見るようだった。


「ああ…。」

「小学生には、結構ショックな話だったよ…。あれ。」

奈月の呟きの後、藤崎が割って入った。


「いったい、二人に何があったのさ?」

杉山と奈月は、天井から藤崎へと視線を移した。
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