ラストイニング〜重ねるイニングの行く先〜
「行くぞ。送っていってやる。」

「は、離せ〜。」

奈月は、杉山から必死で逃れると睨みつけた。

「やっぱり、私に何かする気なんだ…。ロリコン!」

「はぁ〜、言ってるだろ。小ボーには興味ないって。この辺、暗くなると本気でまずいから…一人にさせられないしょっ。」

杉山は微笑みながら、奈月の首根っこを掴んで歩きだした。

< 99 / 565 >

この作品をシェア

pagetop