理想の恋愛
出会い
その日はよく覚えてるよ。
私が高校生になった日
電車から見える桜がきれいに咲いて私の高校デビューを祝ってるよう。
私は少し離れた偏差値の高い学校に通っていた。
20分かけて学校に行く。
早く行っても何もすることないし、少し遅めに行くのが私のクセ
学校周辺を見渡して校門をくぐった。
これで私もこの学校の生徒
楽しい高校生活が始まる
クラス表が掲示されてる所に行くとたくさんの学生で溢れていた
みんな顔が輝いていて、期待に満ち溢れている
その中に私も含まれる。
私も大勢の中にまぎれて自分の名前を探した。
『三浦 愛莉』(みうら あいり)
これが私の名前
すぐに見つかった
私は1組だった。
知っている人はいない。
なぜかというと私だけが中学校のみんなと違う学校に行ったからだ
周りは名前も性格も分からない子たち。
友達ができるか不安だった。
「ねぇ?君なんて名前???」
突然誰かに話しかけられた。
しかも男性から・・・・。
私は人見知りが激しくて気づかないふりをしようとした。
でも・・・・。
「ねぇ?聞いてる?」
今度は正面から話しかけられた。
整ったきれいな顔
こげ茶色のスポーツがりの髪
小麦色の肌
「あっ!ごめんね。私じゃないと思った。私の名前は三浦 愛莉」
彼はニコッと笑って
「俺は板野 隆太(いたの りゅうた)よろしく!」
気さくに名前を教えてくれた。
「俺ここの学校の2年生愛莉ちゃんは1年生でしょ?」
話しやすい人だなぁ
「はい。板野先輩」
なんだか同い年って感じがする。
「ハハハ先輩付けないで隆太でいいよ。」
「初めて会ったのにいきなり隆太なんて呼べませんよ」
不思議な人
「今隆太って呼んだ。メアド教えて?」
この人のペースに乗せられる
「いいですよ」


*  *  *  *
これが隆太との出会い
すっごく印象が良くて話しやすかった。
あの日からよく連絡を取り合ったよね
隆太は面白くて、優しい
そんなあなたにどんどん惹かれていったの
あの日あなたは私の事どう思って話しかけてきたのかな?
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