あんたなんて大嫌いっ。「2」
「可憐~~学校行くよ★」

 
 
 偽彼氏になってから、海斗は毎日家に迎えに来る。



 「はいよ~~」







 あたしはいつもそう返事する。

 階段を降りて、玄関の鍵を開ける。


 
 目の前には來....ではなくて海斗。



 いつも...毎日、期待しちゃう。

 もしかしたら、來??



 なぁ~んて、そんなはずもないのにね。


 
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