輝く ゆうすけ
その時だった。
「お前、大学はどうする予定だ?」
四国産業大学に再受験する予定です。
「そうか、じゃ、宅浪か。良かったら息抜きに部活に来ないか?」
え。
「息抜きも必要だろ?」
は、はい!


あ、ありがとうございます!!
即答した。


意外な申し出に一瞬考えたが即答した。
そうだ、俺はもう一度受験生をやり直すんだ。

上熊先生は(さっきから言っている天体部顧問のこの先生)

つまり、俺は天体部員となったのだ。


天体部・・・天体部・・・天体部
星を見る部活?

大好きな地学の専門的な部活。

現役高校生だった頃の俺は陸上部で疎遠だった部活。



俺は、天体部だ!!


この故郷で好きな部活をして好きな学問を学べる大学に行き、いつか輝きたい。


そう 文字通り星のように俺は輝く!
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