愛に命を語りましょう~I may tell~
「田舎の片隅で本を読み、馬の世話をしながら。
親が残してくれた屋敷で暮らす日々。
君は、それに満足してるんだろう?」


羽矢くんはきっと、都会世界に楽しみを見出だした。
他人の人生と肩並べするつもりはない。

「ただ、残されていく当然の流れを寂しく思うんです」

少し胸の痛みが流れたような気がした。


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