眠り王子×無関心姫②【完結】



愁がパソコンの画面を見つめたまま固まってる。


どうしたんだ……?




「愁?」

「あっ!えっと、明羅さんが戻ってくる…」

「「「はあああ?」」」





それから10分もしないうちに倉庫ん中を片付けた。


……まあ、食い散らかしたゴミとかな。



これでなんとかなんだろ。






明羅さんは、衝撃的に戻ってきたかと思うと再び耳を疑うような事を言い出した。




「俺、族抜けるわ。」




許斐組ってのにに正式に入るらしい…


ん?

許斐組?



それって、舞憂が行ってたとこじゃね?


あの、梨乃とかいうガキがいる…




「玲、前に来たろ?あそこ。」



やっぱり…


でも、組なんか、なんで…




「俺の家は代々あそこの幹部なんだよ。」


明羅さんは捻くれて不良になったんじゃなく、経験とか興味とか、そんな理由で紅蓮に入ったらしい。



……俺とはちげえのか。




まあ、あの人らしいっちゃ、あの人らしい。



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