百もの、語り。


それでその日の夕方、
誰なのかなー何ちゃんかなーって、
うきうきしながら園庭に向かったんだ。

それでブランコにつくと、
そこには俺と同じ位の背丈の男の子。

何だ男かーってちょっとがっかりしたけど
遊べるのは嬉しかったから、
そいつに手紙くれた?って聞いたんだ。
頷いたから、じゃあ遊ぼうって、
早速ブランコに乗った。

それで滑り台とか、
他に外で遊んでる子は居なかったから、
順番待ちも何もないし、
俺たちの好き放題!ってはしゃいでたんだ

そして気が付いたら、
いつもの倍も倍ですぐに迎えが来た。
ちょっと名残惜しかったけど、
明日もまた遊ぼうなって、手を振ろうと
振り返ったら男の子の姿はもう無かった。

室内に入ったか、あいつも迎えが来たのか
どっちかだろうと思って、そのまま帰った


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