チャリパイ14~最後のサムライ!



「えっ?ホントですか!」


ミミガーの父親の予想外の提案に、思わず顔を綻ばせてしまうシチロー。


しかしたった今、「ウチは貧乏なんだ」というミミガーの嘆きを聞いたばかりである。てぃーだは、親子に気を遣い遠慮がちに尋ねてみた。


「でも、四人もご厄介になったらご迷惑じゃないんですか?」


「なぁ~に、心配は無用だよ♪」


ミミガーの父親は、そう言って笑った。


そして
「息子が迷惑をかけたのだから、その位の事をさせてもらわねば自分の気が済まない」
と、四人の宿泊を強くせがんだ。


「ああ言ってるから……ティダ、お言葉に甘えようじゃないか♪」


『災い転じて福となる』とは、まさにこの事である。この町での四人分の宿泊費を浮かす事が出来たシチローは、ミミガーに感謝しなければいけない。



「それじゃあ、お言葉に甘えてご厄介になります♪オイラ達は日本から来ました~オイラの名前はシチロー。そして向かって左から、てぃーだ、ひろき、そして…え~っと…………子豚です!」


イベリコを指差し、思わず本当の名前を言いそうになり焦るシチロー。


「ところで、おじさんの名前は?」


笑顔で尋ねるひろきの問いに、ミミガーの父親は優しい笑顔で答えた。


「俺か?俺の名前は
『ブタマーン』だ♪」



やっぱり、そっち系の名前か………



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