チャリパイ14~最後のサムライ!
シチロー達が蛇を食べた事が無いと聞くと、ブタマーンは尚更に蛇をシチローに勧めた。
「こんな旨い物を食べた事が無いなんて、君達は人生の何分の一かを無駄にしてきたようなものだ。さぁっ君達、今日は遠慮なく食べるがいい!」
ブタマーンにそんなに強く勧められれば、家に泊めてもらっている手前、シチローもあからさまに嫌な顔は出来なかった。
シチローは引きつった作り笑いでブタマーンに応えると、その顔のままひろきの方へと向き直った。
「ほら、ひろき♪
そういう事だから、遠慮なくいただきなさい♪」
「なんでこっちに振るのよ!シチローが先に食べればいいじゃん!」
ひろきにあっさりと交わされると、今度はその顔をてぃーだの方へ向けるのだが……
「ティダは沖縄出身なんだから、ハブとか食べてたんじゃないの♪」
「食べて無いわよ!
シチロー、男なんだから先陣切って食べなさいよ!」
「ハハハ……いやぁ~
……………」
てぃーだにも断られ、仕方なくその笑顔を皿に盛られた蛇の丸焼きの方へと向けるシチロー。
気のせいか、丸焼きにされて大口を開けている蛇の目が、じっと自分を睨みつけているんじゃないかと思えたシチローだった。
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