チャリパイ14~最後のサムライ!



東側、イベリコ・てぃーだ組……



「何をしている!そこの女!」


東側の見張りから二十メートル程離れた所で、地面に這いつくばっているイベリコの姿を見つけた兵士は、当然のごとく声を掛けた。


勿論、カツラやマスクで変装している彼女の事をイベリコとは気付いてはいない。


イベリコは、兵士の声がまるで聞こえないそぶりで、まだ地面の上を這いつくばっていた。


「おい、女!」


呼びかけに反応しないイベリコに対し、兵士は仕方なくイベリコの方へと近付いて行った。


「何をしていると聞いている!ここは部外者立入禁止だぞ!」


「すみません、兵隊さん……実はここでコンタクトレンズを落としてしまって……見つけたら、すぐ出て行きますので!」


「何、コンタクトレンズ?」


思わず、自分の靴の裏を上に向け確認する兵士。


兵士と言えど人間である。困っている女性を目の前にして、あまり手荒な行動はとれないものだ。


「わかった。じゃあ、一緒に探してやるから、見つけたら帰るんだぞ!」


「ありがとうございます!兵隊さん♪」



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