チャリパイ14~最後のサムライ!



「無いな……本当にここで落としたのか?」


「ええ、確かにこの場所で……」


イベリコと一緒になって、地面に這いつくばってコンタクトレンズを探す兵士。


もはや、その背後からてぃーだが忍び足で近付いている事にさえ、気付かないでいた。



そして……







ガン!



「◇★∞◆○☆」



鈍い音がして次の瞬間、兵士は地面にうつ伏せに伸びていた。


琉球空手の名手てぃーだの、必殺《踵落とし》が見事に決まった瞬間だった。


「相変わらず、シチローの考え作戦って姑息なんだから……」


「ごめんなさいね、兵隊さん……」


ちょっと申し訳なさそうに、兵士の手足をロープで縛るてぃーだとイベリコ。


こんな調子で、チャリパイの三人とイベリコは、見張りの兵士を一人ずつロープで縛り上げていった。



「シチロー♪次はあたしが主役ね~♪」


「よし♪順調、順調~♪これぞ名付けて『小芝居で油断させて、不意をつく作戦!』」


夕べのシチローのノートには、こんな小芝居の台本が山のように綴られていたのだった。



勿論、こんな作戦は《グリーンベレー》の戦闘マニュアルには載っていない。



< 81 / 167 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop