チャリパイ14~最後のサムライ!
「無いな……本当にここで落としたのか?」
「ええ、確かにこの場所で……」
イベリコと一緒になって、地面に這いつくばってコンタクトレンズを探す兵士。
もはや、その背後からてぃーだが忍び足で近付いている事にさえ、気付かないでいた。
そして……
ガン!
「◇★∞◆○☆」
鈍い音がして次の瞬間、兵士は地面にうつ伏せに伸びていた。
琉球空手の名手てぃーだの、必殺《踵落とし》が見事に決まった瞬間だった。
「相変わらず、シチローの考え作戦って姑息なんだから……」
「ごめんなさいね、兵隊さん……」
ちょっと申し訳なさそうに、兵士の手足をロープで縛るてぃーだとイベリコ。
こんな調子で、チャリパイの三人とイベリコは、見張りの兵士を一人ずつロープで縛り上げていった。
「シチロー♪次はあたしが主役ね~♪」
「よし♪順調、順調~♪これぞ名付けて『小芝居で油断させて、不意をつく作戦!』」
夕べのシチローのノートには、こんな小芝居の台本が山のように綴られていたのだった。
勿論、こんな作戦は《グリーンベレー》の戦闘マニュアルには載っていない。
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