暴走族のお姫様Ⅰ〜Would like you〜
ー雷輝sideー


俺は事情を聞いて家に戻ってきた


あのバカ共が…


愛美を傷つけやがって…


あれから大輝が抱っこしたままで安心したのか寝てしまった愛美


今は、愛美の部屋のベットに俺らが両サイドに座ってる


「愛美は誰からも愛されるのに、いつも辛い思いばかりするな…」


大輝がそう言った


机の上にある家族写真


写真の中ですごく幸せそうに笑ってる家族


母さんもいる…


愛美のここ何年か見てない心からの笑顔


親父と隣には母さん、後ろには俺ら兄姉


琉輝が愛美を抱っこしてる


「懐かしいな…あれ…」


大輝が写真を見て寂しそうに笑った
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