あお夢【短編】
近くで見る啓くんは、やっぱりとても素敵だった。指が長くて、髪が緩くはねてるのが、かわいい。新しく、啓くんを再発見する。


やっぱり、この人が好きだと確認させられるこの気持ち。


「そんなに、見るなよ。」


啓くんが、見られることに、慣れてないように、困った顔をしている。


それ、間違いだよ。


わたしは、ずっと、君を見ていた。




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