水色の世界
あたしの小さな体が
チエに届く事はなくて。
でも
触れたら
チエは戻ると思ったから
あたしを押さえつける大人の指を
噛んで
転げる様にチエに近付いて
抱きしめた。
とたんに
めまいがして
世界が回って
あたしはその場に倒れた。
チエは、
目を覚ました。
だけど…
そのとたんに
川に――…
川が――…
チエを……
『このッ人殺しぃッ!!』
忘れられない言葉と
引き換えに
チエは
あたしの元へ
二度と帰ってくることはなかった
