手に入れるためなら



「姉さん、大丈夫?」


親父が居なくなると俺は
水を浸したタオルを姉さんに
渡した。


「ありがと。…いててっ」


姉さんはタオルを受けとり、
姉さんは殴られて腫れたところを
冷やしていった。


「ごめんね、姉さん。
助けてあげられなくて」


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