永久にあなたと
ちひろは大学1年生のときから仲良しなの。
ちょっと天然でなんか子犬みたいなかわいい子。
途中まで電車が一緒だからいつも一緒に帰ってるの。
やっと片付けも終わってちひろと肩を並べて大学から駅に向かって歩く。
「今日も疲れたね。
みずき ずっと寝てたから授業聞いてないだろうけど。」
「だってあの先生の声催眠術かける人みたいに眠気を誘うんだもん。
だからまたプリント見せてね。」
いつものことながら、ちひろからプリントを借りる。
ちゃんと受ける気持ちはあるんだよ。
でもいつの間にか寝ちゃってるパターンが多い。
あの先生が悪いだもん。
よく分からない単語をいっぱい言っておもしろくない授業するから。