マジカル☆ジュエルス
セイラも説明するのが少し怖かった。
でも、するしかない。
「利用するって悪い意味ではないのよ」
「どういうこと…?」
「戦ってほしいの。あなたも彼女たちと」
「戦ってほしい・・・?
何馬鹿なこと言ってるの?」
「嘘のような話だと思うけど
本当の事なの。今見たでしょ、
バケモノを。
彼女たちはそれを倒すために
戦っているの。あなただって
助けてもらったでしょ」
「別に助けてもらいたいなんて・・・
それに何で私があの子たちと
一緒になんて・・・意味わからない!」
「でもあなたは選ばれたのよ!」
「何で私が選ばれたの!?」
「それは・・・」
小梅は自分の気持ちをセイラに
ぶつけるだけだった。
セイラもだんだん何て言えばよいのか
分からなくなってくる。
本当に戦士になりたくないようだ。
そうこうしているうちに、
紫の光は薄らいでいって、
消えてしまった。
「「「!?」」」
突然光が現れたのに、何故か
変身していない小梅の姿に
他の戦士たちも驚愕する。