《完》天使の微熱 〜アクマなアイドル〜
教えてくれるって言うなら
知りたいよ。



突然のことで驚きつつも
ぎこちなく頷くと、玲斗は
あたしから目線をそらして
前方の池に顔を向けた。



そうして静かな声で、
ゆっくりと話し出す。



「オレはこの仕事、別に
嫌いじゃない。

だけど最近、時々無性に
退屈でつまらないと思う
時があるんだ――」



「……………?」



――それが理由?



意外な話の切り出しについ
首をかしげそうになった
けど、グッとこらえて次の
言葉を待った。



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