《完》天使の微熱 〜アクマなアイドル〜
囁きは風のように耳をかすめて。



……え、待って……。



ねぇ。

今―――なんて言ったの?



ウソだよね?


玲斗があたしを――だ
なんて……。





―――だけど。



その言葉はやっぱり聞き
間違いなんかじゃなく、
もう一度あたしの上に
降ってきた。



「好きだよ、陽菜。

信じられないなら何度でも
言ってあげる」



粉雪のように静かに降る声
なのに――なんて熱いの。



聞いてるだけであたしの
心はおかしくなっちゃいそう。



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