《完》天使の微熱 〜アクマなアイドル〜
「ご、合格………!?」



待ってよ……玲斗は
いったい何の話をしてんの?



さっきまでは――まるで
ドラマのワンシーンの
ような告白タイム。



あたしはそれに溺れて、
今まさに自分の答えを口に
しようとしてたのに……。



「どう? なかなか
リアリティあったでしょ?

オレのラスト・レッスン」



――“ラスト・レッスン”――。




そのワードを聞いた時、
ようやく少しだけ頭が
動き出した。



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