NIGHT MOON
康平を捜し続けていたが
何の手掛かりもないのは
相変わらずで
小林達は諦めようとしていた。



まさか康平がホストをしているとは思いもしていない。



「今言えるのは何か事故とかに遭ったわけじゃないって事だ」



「どうして分かるの?」



「事故に遭ったとしたら、テレビや新聞で報道されるし」



「もしヤバイ事に巻き込まれていたら…」



「大丈夫だ。アイツは無事だよ」



「そうだといいけど、お兄ちゃんが言うならきっと無事だね」



「たくっアイツ…のこのこ出て来やがったら一発食らわしてやる。覚悟しておけよ」



この小林の思いは
康平に届くのだろうか。
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