刀と愛と。


「ねこは予定がつまっておってな!花火大会なんぞに顔を出しとる暇はないのじゃ。御免!」


ブチッと携帯をきった。

きったというよりは携帯を閉めただけ………


バンッ


「…きゃっ……」


正之助はわたしをいきなり壁に押し付けた。

逃がすまいとするように強い目でわたしを見てきた。



「いきなり何を………」



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