桜の花びら舞う頃に
その時━━━





窓の向こうに人影が見えた。


さくらは、思わず窓へと駆け寄る。


果たして、人影は悠希と拓海だった。



葉桜のアーチを抜け、並んで歩いていく2人。


授業参観に訪れる保護者のために、特別に設けられた駐車場へと向かっているようだった。




「……っ!!」




さくらはクルリと身をひるがえすと、図書室の扉から飛び出した。


そして、悠希を追って再び走り出すのだった。








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