桜の花びら舞う頃に
それから数時間後……






「……はっくしょん!」



「きゃっ! 悠希くん、風邪?」


「いや……」


「大丈夫? 午前中の雨に濡れたの?」


「うん……まぁ……」



心配するさくらと麻紀に、苦笑いを返す悠希。


そして、それを見守る拓海と玲司は、顔を見合わせて笑うのだった。









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