救って…? My prince


カチャ…

ドアノブ式のドアを開けると部屋があった。
入口から少し足を進めると右側に一つの長方形のテーブルと4つの椅子。



神木先生は足をすすめ奥の椅子にすわる

「まあ、そっち側に座って…」

手前の椅子を指差してから手招きをする





キィ

あたしが座るとともに椅子の軋む音がなる

この椅子使われてなかったのかな


「…えーと、あやめさん、なんか悩みある?」

あたしはいつもの優等生顔で答える。

「別に悩みなんてありませんよ?」

嘘だと感づかれないように淡々と。

「遠慮しなくていいんだよ?」


「大丈夫ですよ?」

なにもないふり。
得意な嘘。



「嘘はついちゃダメだよ。」

この教師…

「…まぁついてないなら話は別だけど……」

ビックリした。
感づかたかと思った






< 46 / 65 >

この作品をシェア

pagetop