救って…? My prince
カチャ…
ドアノブ式のドアを開けると部屋があった。
入口から少し足を進めると右側に一つの長方形のテーブルと4つの椅子。
神木先生は足をすすめ奥の椅子にすわる
「まあ、そっち側に座って…」
手前の椅子を指差してから手招きをする
キィ
あたしが座るとともに椅子の軋む音がなる
この椅子使われてなかったのかな
「…えーと、あやめさん、なんか悩みある?」
あたしはいつもの優等生顔で答える。
「別に悩みなんてありませんよ?」
嘘だと感づかれないように淡々と。
「遠慮しなくていいんだよ?」
「大丈夫ですよ?」
なにもないふり。
得意な嘘。
「嘘はついちゃダメだよ。」
この教師…
「…まぁついてないなら話は別だけど……」
ビックリした。
感づかたかと思った