救って…? My prince




キィ

浦北あやめはある部屋のドアをあける

「まあ、そっち側に座って…」


そう促して俺は奥の椅子に座る。




とりあえず話すか。

「…えーと、あやめさん、なんか悩みある?」


「別に悩みなんてありませんよ?」

ニコッと笑い答える
でもやっぱ引っ掛かる。

「遠慮しなくていいんだよ?」

「大丈夫ですよ?」


…一瞬表情…変わっ…た?よな

嘘でもついてんのか?


「嘘はついちゃダメだよ。」

とりあえず追求か。



少し困った顔をするこいつ。
…よくわかんねぇな…

「…まぁついてないなら話は別だけど……」



今は丸めるか。

< 55 / 65 >

この作品をシェア

pagetop