天然男の恋愛事情〜オフィスは恋の花盛り〜
「いいわよ」


「いいんですか?」


「麻衣はきっと喜ぶし、明日も休まれたら私が困るから」


須藤京子は俺に麻衣ちゃんの携番とメアドを教えると、喫茶室を足早に出て行った。


思えば、須藤京子は終いにはタメで話し、俺は逆に敬語を使っていた。


俺の方が年上のはずなんだけど、まあいいか。


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