天然男の恋愛事情〜オフィスは恋の花盛り〜
仕事ではちょっと厳しく、しかし俺が早く一人前になれるよう、細かく指導してくれた事。


そして会社の外では、飯や酒をご馳走してくれて、俺の愚痴なんかを優しく聞いてくれて、慰めてくれたり、励ましてくれたり……


俺にとって片桐チーフは、かけがえのない大切なお姉さんみたいな存在だ。


そんな片桐チーフに、俺はこれから冷たい事を言わなくてはいけない。


それは、俺にとっても片桐チーフにとっても、正しい事なんだ。だけど……


俺は罪悪感と、カンボジア料理の変なスパイスの味を払拭すべく、食後のコーヒーを口に含んだ。


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