天然男の恋愛事情〜オフィスは恋の花盛り〜
「いいわよ。待っててあげる」


と片桐チーフは嬉しそうに微笑み、俺はホッと胸を撫で下ろした。


これが、俺が考えた苦肉の策だった。


つまり、麻衣ちゃんには申し訳ないし、俺も残念だけど、今夜は残業になったから会えなくなったと言おう。


まるっきりの嘘はつきたくないし、誰が見てるか分からないから、実際に残業をする。


その後、たまたま同じく残業していた片桐チーフに誘われ、上司の誘いを無下に断れず、飲みに行ったと。


それをわざわざ麻衣ちゃんに言ったりはしないけど、ばれた時の言い訳にはなるだろう。


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