天然男の恋愛事情〜オフィスは恋の花盛り〜
しばらくして、片桐チーフは手にビニール袋を提げて戻って来た。


「お腹空いたでしょ? お弁当を買って来たわ」


「あ、それはどうも……」


と言いながら、俺が弁当に手を伸ばしかけたら、

「いいから、翔ちゃんはお仕事していて?」

と言われた。


俺がパソコンに向き直ると、片桐チーフは俺の隣の机の上に、弁当やお茶なんかを並べ、蓋を開けたり醤油を掛けたりしていた。


「翔ちゃん、食べましょう?」


「あ、はい」


< 177 / 388 >

この作品をシェア

pagetop