天然男の恋愛事情〜オフィスは恋の花盛り〜
片桐チーフはサイドテーブルにコトンと何かを置くと、俺の手を握ってきた。


「え、あ、なにを……」


片桐チーフのシットリして柔らかい手の感触に俺がアタフタしていると、


「返して?」


と言われた。


それで気付いたが、俺はピンクの小さな布の塊を、しっかり握り締めていた。


「うわっ。は、はい、返します。ど、どうぞ」


「もう、翔ちゃんの、バカ」


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