一番近くの君へ。



一番後ろであなたを見てたあたしをせんぱいは好きになってくれた。



自分勝手なあたしを一度だって怒らなかった…



優しくて格好良くて、



あたしの憧れの人。



「西藤せんぱい!」



あたしの声に気づいたせんぱいはそっとあたしの方を見る。



「あたしを好きになってくれて、ありがとうございます!」



西藤せんぱいは恥ずかしそうに笑いながらあたしに手を振った。






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