夢と恋と王子様



そもそも王子の家族は今日
私の家に泊まるんだ、

そんな根本的な事から
やっと理解して行った私は
王子のあとに着いて部屋に入った。



早速と言っていいほどすぐに
王子は身につけていた衣服を
堂々と脱ぎ始め、上半身が
裸の状態になっていた。



「ぎゃーーーーーーッ!!
 先輩なに脱いでるの!!!」


「センパイ?
 俺、ユウシなんだけど」


「そんな事より
 なんで脱いでんですか!!」


「だって動きづらいし…
 エリも脱いじゃったら?」


「はっ………!?」




先輩は変態になっていた。

限りなく変態に。


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