青騒のフォトグラフ Vol.2 ―夜嵐の不良狩り―
俺の心情はさておき、ハジメは言う。
別に変装をして相手を付回すだけがストーカー行為じゃない。
個人には個人にしかできないストーカー行為があるだろうけれど、集団なら集団にしかできないストーカー行為がある…と。
「実際僕等は集団ストーカーにしてやられた。ケイや山田の件がまさにそうだ。
僕等が想像している以上に、二つの事件は人が動いていたと思うよ。きっと日頃から付回されていたんだ」
健太は露骨にストーキングされていたしな。
当時の事件を思い出す俺を余所に、「ねえ気付いている?」このストーカー行為に共通していること、ハジメはメンバーに問い掛けた。
共通していること?
ぱちくり瞬きする俺等にハジメはこれだ、とブレザーのポケットから自分の携帯を取り出し、テーブルに置いた。
どの事件も携帯がキーアイテムだったとのたまうハジメは、
「一先ずさ。連携プレイでストーカーしてみようじゃない。現代っ子ならではのストーカーをさ。皆、携帯出して。登録したいところがあるから」
満面の笑顔で物騒なことを吐き捨てたのだった。